【波乱のゴールデン・グローブ賞授賞式】司会のリッキー・ジャーヴェイス「気分を害したからって、君が正しいわけじゃない」

【波乱のゴールデン・グローブ賞授賞式】司会のリッキー・ジャーヴェイス「気分を害したからって、君が正しいわけじゃない」

現地時間1月5日にロサンゼルスで行われた第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式。司会を務めたのは、イギリス出身のコメディアン、俳優、脚本家のリッキー・ジャーヴェイスだ。彼は、2001年から2002年にかけて放送されたイギリスのテレビドラマ『The Office』で脚本、演出、主演を務め、大ブレイクを果たした。アメリカでもスティーブ・カレル主演でリメイクされたのは有名な話だ。その後、リッキー・ジャーヴェイスは監督や製作、また声優としても成功した。世界的なセレブとなった彼だが、同業界の俳優やコメディアンに対する辛口なコメントでも知られている。これまでにも、ゴールデン・グローブ賞授賞式の司会を4回務めているが、その都度ブラックジョークが散りばめられた発言で物議を醸した。

リッキー・ジャーヴェイスにとって5回目の司会となった今回も、彼が行った8分のスピーチには大きな動揺が生まれたようだ。ELLE誌が記事にした、スピーチと日本語訳の全文を以下のリンクから確認してほしい。かなり切り込んだ内容であり、当然のごとくリッキー・ジャーヴェイスの公式SNSには数多く批判の声が届いた。今回は、その批判の声に反応した本人の返事をピックアップ。

第77回ゴールデン・グローブ賞 ”最凶”司会者リッキー・ジャーヴェイスの強烈モノローグ全文
https://www.elle.com/jp/culture/movie-tv/a30412543/77th-awesome-monologue-by-ricky-gervais-200106/

英コメディアンのリッキー・ジャーヴェイス「人が信じるものを嫌うのは、言論の自由を信じていないこと」

大企業や世界で最も裕福で恵まれた人たちにジョークを言うことが、どうして右派なんだよ?

ジョークを真に受けるようなやつらがいるのはもちろん知っていたけど、ジャーナリストまでとは驚きだよ。確認だけど、物事を理解することは彼らの仕事でかなりの基本だよな?まあ、せいぜい話を面白くしてくれよ。

1.誰かを右派か左派か指摘することは議論に勝つことにはならない。
2.ジョークが十分に面白ければ、誰が楽しんだっていい。
3.君だけの話じゃない。
4.君が気を悪くしたからって、君が正しいとは限らない。

リベラルなハリウッドを馬鹿にしたわけじゃない。俺自身がリベラルでそれ自体は悪いことじゃない。あいつらがリベラリズムをメダルのように誇っているから馬鹿にしたんだよ。俺は変人でリベラルだし、それ自体は嫌いになれないよ。でも俺の仕事はからかうことだからやったんだ。

君が反対する人の言論の自由を認めなかったり、彼らが信じるものを嫌うのであれば、そもそも君は言論の自由を信じていないってことだよ。

参考記事:Ricky Gervais hits back at critics of his scathing Golden Globes monologue | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-7864169/Ricky-Gervais-vows-hell-never-host-Golden-Globes-again.html

(画像は『rickygervais 2019年1月7日付Instagram』のスクリーンショット)

海外エンタメカテゴリの最新記事