若かりし頃のマット・デイモン、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の脚本家になったのは俳優として成功するためだった

若かりし頃のマット・デイモン、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の脚本家になったのは俳優として成功するためだった

スター俳優、脚本家、プロデューサーとしてハリウッドで長く活躍しているマット・デイモンだが、駆け出しの頃は業界にコネクションのない無名の青年だった。成り上がるために工夫を凝らしていた昔の話や、映画業界への率直な思いを語った複数のインタビューをピックアップ。どの取材映像を見ても、誠実な対応が印象的だ。

スター俳優のマット・デイモン「僕のスキルの一つは誰よりも働くこと」

全ての俳優が常に弱者のように感じていると思うよ。僕はキャリアにおいて完全に安心したことはない。この業界に入った頃は断られてばかりでとてもきつかったから、その記憶が刷り込まれているんだ。それに潰されそうになることもある。

米メディア『Today in Nashville』でのインタビューにて

僕のスキルの一つは誰よりも働くことだよ。若い頃キャリアを始めた時は特にそうだったね。「あいつに勝つぞ、俺はあいつよりこの役がほしい」って思っていた。

米メディア『Off Camera with Sam Jones』でのインタビューにて

経験がついてオーディションにうまく対応できるようになってくると、確かなフィードバックを得られるようになるんだ。

米メディア『Off Camera with Sam Jones』でのインタビューにて

この業界に入るっていうのは、アカデミー賞をとれるような映画に出れる可能性もあるし、役を逃して、その映画だけを夏中放映してる映画館でチケット係として働く可能性もあるってことなんだ。

米メディア『Off Camera with Sam Jones』でのインタビューにて

若かりし頃のマット・デイモン「自分の順番は来ないと思った。だからどうにかして打ち破る必要があったんだ」

オーディションに行った後電話がかかってくるのは、並外れて幸運じゃないとあり得ない。その役を得るために恐怖を感じ、準備に金をつぎ込むんだ。

米メディア『Off Camera with Sam Jones』でのインタビューにて

エドワード・ノートンが『Primal Fear (邦題: 真実の行方)』の主役を射止めた時こう思ったんだ「もう俺たちにまわってくる作品はないってことだな。自分たちで作らないと」。それがベン・アフレックと僕が『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の制作に集中した理由なんだ。

米メディア『Off Camera with Sam Jones』でのインタビューにて

映画の良い役は、業界の序列に従って売れている俳優に振り分けられていって、残ったものを僕らのうちのたった一人が戦って手に入れるんだ。変だろ、自分の順番は来ないって思ったよ。自己不信になるってよりも、(映画業界の)システムにイラつくんだ。このシステムは君に成功してもらうようには出来ていない。だからどうにかして打ち破る必要があるんだ。

米メディア『Off Camera with Sam Jones』でのインタビューにて

 (画像は『matt.damon.lovers 2019年10月1日付Instagram』のスクリーンショット)

参考記事:【Off Camera with Sam Jones】Matt Damon Talks About What it Takes to Succeed as an Actor – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5mrTo7c3bCM

【Today In Nashville】Matt Damon and Christian Bale Talk Ford V Ferrari – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fOpjjQwFTo8

海外エンタメカテゴリの最新記事