二度の病、父の死を乗り越えたエミリア・クラーク「希望を与えてくれた全てのファンに感謝している」

二度の病、父の死を乗り越えたエミリア・クラーク「希望を与えてくれた全てのファンに感謝している」

エミリア・クラークは米HBO『ゲーム・オブ・スローンズ』の全編で、”ドラゴンの母”デナーリス・ターガリエンを演じた。今年初旬まで一切公表していなかったことだが、2011年の第一シーズン撮影終了後にくも膜下出血になり、その後2013年には動脈瘤が見つかった。計3回の手術を『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズンの撮影中にこなしていたのだ。一方で、2016年に最愛の父を癌で失い、エミリア・クラークは心身ともに多くの負担を抱えながらこれまで前進してきた。約10年にわたる超大作『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影を経て、作品とともに成長してきたと話すエミリア・クラーク。現在33歳の彼女がインタビューで語った、これまでの経験への本音とは。

『ゲーム・オブ・スローンズ』エミリア・クラーク「デナーリス・ターガリエンはいろんな意味で私の救世主」

『ゲーム・オブ・スローンズ』が始まってから1年も経たないうちに、ネットで自分を調べるのをやめたわ。なぜって、「人が私のお尻のサイズをどう思うかなんて知る必要がないわ、さようなら」って思ったからよ 。

作品の評価も全く読まないわね。演劇学校や舞台の経験からなんだけど、自分の助けにならないのよ。誰かがすごく良いことを言ってくれて、最高の評価がつこうと、逆にすごく低い評価がつこうと、誰かが何か言ってくるの。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は私に仕事以上のものを与えてくれたと気づいたの。家族や、以前はなかったアイデンティティーよ。

彼女(デナーリス・ターガリエン)みたいな役を演じられる経験はないと思うから、彼女はいろんな意味で私の救世主なの。

ファンは私にプラットフォームと希望を与えてくれた。私が知らない全ての人に感謝しているわ。素晴らしいことよ。

『ゲーム・オブ・スローンズ』エミリア・クラーク「多くの人がアートに現実逃避を求めている」

私は立ち直る人間なの。父親が死にそうで、自分は脳内出血を起こし、さらにストーカーが何人もいる状況でも、「何か意味のあることにしてみましょう」と思っていた。

(病気を)公開するのに時間がかかったのは、病気だと思われたくなかったからよ。

自分が心地いいと思うことや、しても嫌な気分にならないことが、以前よりよっぽどわかるわ。

人生について多くを理解していれば、素晴らしい語り手になることができる。俳優として、いつも観察しているの。どんなトラウマにぶつかろうと、どこかで「これって素晴らしくない?」と考えている。

多くの人がアートに現実逃避を求めている。だったら、私は本当に良いものを提供したい。彼らを良い気分にさせて、孤独を少なく、もしくは彼らが気にするべき何かが玄関の外に置いてあると気づかせるようなね。

参考記事:Emilia Clarke says she’s done taking selfies with fans – Insider
https://www.insider.com/emilia-clarke-game-of-thrones-fans-2019-12

Emilia Clarke stopped Googling herself after ‘Game of Thrones’ started – Insider
https://www.insider.com/emilia-clarke-doesnt-read-reviews-google-herself-2019-11

Game Of Thrones’ Emilia Clarke says show gave her an identity | Metro News
https://metro.co.uk/2019/11/25/emilia-clarke-fights-back-tears-as-she-admits-game-of-thrones-gave-her-identity-she-didnt-have-11210809/

Emilia Clarke: ‘I didn’t want people to think of me as sick’ | Global | The Guardian
https://www.theguardian.com/global/2019/dec/01/emilia-clarke-i-didnt-want-people-to-think-of-me-as-sick-

(画像は『emilia_clarke 2019年2月26日付Instagram』のスクリーンショット)

追伸:サイトを始めてから7ヶ月が経ちました。これまでブログを読んでいただき、ありがとうございます。また、来年もよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

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