#MeToo運動の先駆者、女優アリッサ・ミラノが自身が受けたセクハラ被害を初めて告白

#MeToo運動の先駆者、女優アリッサ・ミラノが自身が受けたセクハラ被害を初めて告白

#MeToo運動は2017年10月に始まった。ハリウッドで著名な映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる長年のセクハラが公になったことがきっかけだ。そして、この#MeTooというハッシュタグ、ひいては運動を始めたのはアメリカ人女優のアリッサ・ミラノであると言われている。2017年10月16日に公式SNSにて、セクハラにあったことがある女性たちに#MeTooとコメントするよう呼びかけたのである。

今や多くのセレブや世界中の男女が#MeToo運動に乗じて過去の経験を語るようになったが、実はアリッサ・ミラノ自身はこれまで自身の経験について話してこなかった。しかし、今月14日に自身のポッドキャスト『Sorry Not Sorry』で25年前に起こった出来事を共有したのだ。

 
 
 
 
 
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Me too.

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#MeToo運動の先駆者、女優アリッサ・ミラノはなぜ今回告白したのか

アリッサ・ミラノは現在45歳。子役としてキャリアを始めた彼女は、 テレビシリーズ『Who’s the Boss?』に出演したことでアイドル女優としての地位を確立した。現在は、日本でもNetflixで放送されているドラマ『Insatiable』に出演するなど、シンガーや女優として芸能界で長く活躍している。アリッサ・ミラノがポッドキャストで語ったところによると、子役のイメージから抜け出そうとしていた20歳頃、映画で共演しラブシーンを演じた17歳年上の俳優が撮影中に手を出してきたというのだ。相手役の名前こそ出していないものの、その当時の状況を詳細に語ったアリッサ・ミラノ。なぜこのタイミングで自身の経験を話したのか、そして#MeToo運動が現在の彼女にとって成す意味とは――10月16日に出演した米テレビ番組『The View』でアリッサ・ミラノが語ったコメントを紹介する。

(なぜ今自身の経験を話すことにしたのかと聞かれた際)色んな理由があります。まずこういった事柄について目を背けず話をすることはとても難しく時間がかかることです。私は25年間かかりました。実際に起きたことを世界に対して認めるだけでなく、自分に対しても認めるためには考え抜くことが必要です。私には、自分の魂の中に入り、あの経験について対処する準備ができませんでした。

米テレビ番組『The View』 でのコメントにて

(#MeToo運動が始まった後)私に起こった美しい出来事として、世界中の女性が私に向けて経験を共有してくれるようになりました。彼らの声は私に自分の経験を話す勇気をくれただけではありませんでした。自分の内側深くに飛び込み、癒しと成長の意味を理解し、私たちの子供世代の被害者が二度と同じ思いをしないためにこの運動を前に進め続ける必要性を教えてくれたのです。

米テレビ番組『The View』 でのコメントにて

私が自分の経験を話したことはとても個人的な理由もありますが、経験を共有してくれた女性たちのためにも話す必要があったと感じています。

米テレビ番組『The View』 でのコメントにて

(相手役の名前を出さなかった理由を聞かれて)ポッドキャストで話している時に、もう名前を言ってしまおうかと思いました。元々の台本にも名前を書いていましたし。ですが、とても怖くなったのです。恐らく多くの女性が分かってくれるのではないでしょうか。。。加害者と対峙する時、彼らの生活を壊したくないものです。なぜなら彼には家族があり、子供があり、仕事があり、これは25年前のことだからです。そして彼は改心しているかもしれません。当時の撮影に関わった人たちがどう思うかなど、全てを公にして彼を責める準備はできていなかったですし、とても圧倒されました。「これが今私ができること、もしかしたら今後もう少しできるかもしれないけれど、今はこれが私にできること」と思ったのです。

米テレビ番組『The View』 でのコメントにて

#MeToo運動の先駆者、女優アリッサ・ミラノにとって#MeToo運動とは

(今回の告白について)私は自分が納得いくように決めたのです。それが#MeToo運動の本質です。加害者の名前を晒す必要はない。あなたに起こったこと全てを話す必要はない。ただ、この恐ろしい現実に直面した他の女性と連帯して立ち向かえばよいのです。

米テレビ番組『The View』 でのコメントにて

アリッサ・ミラノは25年前に起こった撮影時の出来事を以下のように語っている。

事が起こった時、固まってしまい、自分のトレーラーに発狂しながら駆け込みました。怖さと怒りで泣きました。撮影は一旦止まったものの、一部始終を見ていた監督が「ごめんね。今起こったことについて君が僕に何をしてほしいか分からないよ。警察に電話したほうがいい?」と私に言いました。

ポッドキャスト『Sorry Not Sorry』のコメントにて

(事が起こった時)逃げ場がなく、とても孤独だと感じました。制作側のトップもサポートしてくれず、最悪なことに、これから撮影に戻って、たった今私に触ったこの男とさらに6時間過ごさなければならないことにプレッシャーを感じました。

ポッドキャスト『Sorry Not Sorry』のコメントにて

(画像は『milano_alyssa 2019年10月20日付Instagram』のスクリーンショット)

参考記事:【ABC News】Alyssa Milano on sharing alleged sexual assault story 25 years later: ‘I made that decision in my own time’
https://abcnews.go.com/Entertainment/alyssa-milano-sharing-alleged-sexual-assault-story-25/story?id=66317784

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