映画『007』新作のジェームズ・ボンドは「女優を対等に扱う」

2020年に全国公開予定の 映画『007』シリーズ新作、『BOND 25 (仮題)』。 映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主演を務めたラミ・マレックの悪役での起用が決定するなど既に話題となっている本作に、注目の女優兼脚本家が参加するようだ。

映画『007』新作にフィービー・ウォーラー=ブリッジが仲間入り、ストーリーに求められる女性視点

彼女の名前はフィービー・ウォーラー=ブリッジ。クリエイターや女優の顔も持ち、最近では、英ドラマ『Killing Eve (邦題:キリング・イヴ)』( 米ドラマ『グレイズ・アナトミー』のサンドラ・オーが主演)や、彼女自身が主演する英ドラマ『Fleabag (邦題:フリーバッグ) 』のクリエイターを務めている。(日本では、現時点でWOWOWとAmazonプライムでそれぞれ視聴可能)

これまで『007』シリーズといえば、『ジェームズ・ボンド』を絶対的な英雄として扱い、時に女性を軽視していると物議を醸すことがあった。全世界で広がる『#MeToo』や『Time’s Up』などを始めとしたセクハラ糾弾運動を受けて、『007』 制作チームにフィービー・ウォーラー=ブリッジが仲間入りしたようだ。

彼女の役割は、『BOND 25 (仮題)』の脚本に女性視点を加えること。特に女性のキャラクター達が現代を生きる女性として、現実味のある役柄となるよう編集することだという。

映画『007』新作での『ジェームズ・ボンド』と女優の関係性

先週金曜日に公開された米メディア『DEADLINE』とのインタビューでフィービー・ウォーラー=ブリッジが語ったところによると、『ジェームズ・ボンド』は「現代社会に適応しているものの、成長して女性を正しく扱う必要がある」とのこと。さらに「『ジェームズ・ボンド』は進化しなければいけない。」と続けた。

前述のとおり、1962年に公開された『007』シリーズ一作目の映画『Dr. No (邦題:007は殺しの番号 / ドクターノオ)』にて、英俳優ショーン・コネリーが初代『ジェームズ・ボンド』を演じてから、6代目のダニエル・クレイグにたすきを繋いだ現在まで、 『ジェームズ・ボンド』 の女性への扱い方にさほど違いはない。2002年公開の『Die Another Day (邦題:ダイ・アナザー・デイ)』でボンドガールを演じた英女優ロザムンド・パイクは、昨年11月の米メディア『BuzzFeed News』の取材に、「今振り返ると、(『ジェームズ・ボンド』の世界は)とてつもなく女性蔑視された世界だったと思うわ。」と答えた。

フィービー・ウォーラー=ブリッジは、彼女が編集を加えた『BOND 25 (仮題)』の脚本を読んだ女優たちがこう言うのが待ちきれないと言った――「早く演じたくてしょうがないわ。」

(画像は『007 2019年4月25日付Instagram』のスクリーンショット)

参照記事:【BuzzFeed News】Phoebe Waller-Bridge Says James Bond Has To Grow
https://www.buzzfeednews.com/article/michaelblackmon/james-bond-phoebe-waller-bridge-women-sexist

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